病院の事件簿

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医療事務受託巡り談合か
公取委、大手3社を検査 病院が外注する医療事務の受託を巡り、主に中部地方で談合を繰り返した疑いが強まったとして、公正取引委員会は5月14日、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで業界 大手のニチイ学館、ソラスト、エヌジェーシー(いずれも東京)の3社を立ち入り検査した。関係者によると、3社は愛知県などの公立病院や、民間の医療機関が入札などの方式で発注する医療事務業務の受託について、あらかじめ受注業者や見積価格などを話し合いで決めていた疑いが持たれている。
医療事務受託の市場規模は約2000億円で、ニチイ学館とソラストの2社で約8割のシェアを占めているという。医療機関は公立病院を中心に赤字の施設が多いとされ、業務を外注化してコスト削減を図っているが、談合で委託費が上がれば経営改善の妨げとなりかねない。
ニチイ学館とソラストは取材に対し、いずれも「公取委の調査に全面的に協力する」と話した。