病気予防のひと工夫~フレイルとサルコペニア~

病気予防のひと工夫~フレイルとサルコペニア~

病気予防のひと工夫~フレイルとサルコペニア~

老年症候群「フレイル」とは

フレイルとは加齢により心身が老い衰えた状態のことを指し、「健康な状態と要介護の中間的な段階」と考えられています。人口増加が見込まれる後期高齢者(75歳以上)の多くの場合、このフレイル段階を経て徐々に要介護に陥ると考えられています。しかし、フレイルは正しく介入すれば、要介護状態に進まずに済む可能性があり、健康寿命延伸につながる概念として注目されています。予防のためにはまずはフレイルのメカニズム(図1)を理解することが大切です。

フレイルに陥りやすいサルコペニア

加齢や疾患により筋肉量が減少するとで、全身の筋肉が筋力低下が起こった状態をサルコペニアといいます。サルコペニアには、加齢に伴い起きる場合と病気に伴って起こる場合とがあります。サルコペニアを起こすと筋肉量の低下などから全体の活動量の減少に伴い必要なエネルギー量も低下するのでため、食事量が減少します。すると慢性的な低栄養状態となりフレイルサイクルを繰り返し、要介護状態へと進行する可能性が高まるのです(図2)。

病気予防のひと工夫

フレイルサイクルを断ち切るためには、持病のコントール、運動療法、栄養療法、感染症の予防などが効果的です。筋力の衰えや疲れやすさを感じたら「年のせい」と諦めるまえに専門医の診察を受けてみましょう。

まとめ

予防のためには栄養と運動が重要であることが研究からわかっています。栄養面では良質なたんぱく質を摂ること、運動は散歩などの軽いものでも効果があるため、できることから実践していきましょう。