常備しておくと安心 在宅でよく使われるお薬

常備しておくと安心 在宅でよく使われるお薬

常備しておくと安心 在宅でよく使われるお薬

在宅でよく使われる代表的なお薬を紹介します。類似成分の薬やジェネリックもあります。主治医と相談のうえ、場合によっては準備しておくと安心です。(「家族のための在宅医療実践ガイドブック」 医療法人社団悠翔会 幻冬舎)

在宅にあると便利な外用薬

軟膏
アズノール軟膏
副作用の少ない安全な軟膏です。ただれや荒れ、浅い傷などの皮膚のダメージによく効きます。

ゲンタシン軟膏
抗生物質の軟膏です。皮膚の傷口の感染を予防・治療する目的で使用します。

リンデロンVG軟膏
ステロイドと抗生物質の成分を含む軟膏です。炎症やアレルギー反応、発疹などを強力に抑える作用があります。長期渡わたって使用すると、局所の免疫反応を抑えてしまうことがあります。顔面への使用は医師とよく相談してください。

在宅にあると便利な内服薬

解熱鎮痛剤
ロキソニン錠
熱や痛みがある場合、その症状を速やかに抑えます。副作用として胃腸障害が出現することがあります。提示薬で胃薬を飲んでいない方は、場合によっては胃薬を併用した方がよいかもしれません。腎機能障害がある場合には、用量に注意が必要です。通常、症状に応じて最大1日3回程度まで使えます。

抗菌薬(抗生物質)
抗菌薬は細菌による感染症を治療するための薬で、様々な種類があります。感染症に罹患したとき、いち早く治療を開始するためにも、手元にお薬があると安心です。病状に応じて使う種類も用量も異なります。配備しておく薬は主治医とよく相談して決めましょう。

メイアクト
多くの種類の細菌に幅広く、強力に作用します。肺炎や気管支炎、尿路感染症の他、皮膚の感染症など、様々な場所に有効です。1日3回毎食後に服用します。

クラビット250mg、500mg
多くの種類の細菌に幅広く、強力に作用します。肺炎や気管支炎、尿路感染症の他、皮膚の感染症など、様々な場所に有効です。1日1回の服用でOKです。

ジスロマックSR 2g
多くの種類の細菌に幅広く、強力に作用します。肺炎や気管支炎、尿路感染症の他、皮膚の感染症など、さまざまな場所の病気に有効です。1度服用すると1週間は抗菌作用を発揮する長く効く薬です。液体なので、経管栄養の方にも安全・簡易に投与できます。食間投与の薬です。

鎮咳薬(咳止め)
メジコン、レスプレンなど
咳中枢に作用して、つらい咳を抑えます。上気道炎や気管支炎などで咳が続き、日常生活に支障がでる場合に服用します。あくまで症状の治療であり、病気そのものの治療にはなりません。

制吐剤(吐気止め)
ナウゼリン
吐気がする、お腹がはって膨満感があるなど、消化管運動の低下に伴う症状の緩和に役立ちます。食前の服用が効果的ですが、症状の強いときに頓服で使うこともあります。

鎮痙剤(腹痛の緩和)
ブスコパン
お腹が締め付けられるように痛むときなど、消化管の緊張を緩和して、腹痛などの症状を改善します。自律神経に作用する薬なので、緑内障や前立腺肥大などで治療中の方は注意が必要です。

胃薬
ガスター
胃炎や胃潰瘍の治療にも用いることができる強力な胃薬です。胃酸の分泌を抑え、胃痛や胸焼けなどの各種症状を緩和します。1日2回、朝晩の服用が基本ですが、症状がつらいときに頓服で使用することもあります。

在宅での服薬の一工夫

ワンドーズパックを使う
薬は1日複数回服用するものや1回のみで1日持続、1週間持続するもの、夕方服用したほうが効果が高いもの、起床時に服用するものなど、様々です。薬の種類が多かったり、用法の違う薬があったりすると、管理が複雑になります。
ワンドーズパックを使えば、服用時点毎に1パックにしてもらうことができます。最近では服用時点毎に分包紙の色分けがされるなど、より扱いやすくなっています。

投薬カレンダーを使用する
投薬カレンダーは1週間または2週間分の薬を服用時点(朝食後・昼食後・夕食後・就寝前など)毎にわけて収納し、壁などにかけておくものです。ちゃんと服用できているか一目瞭然なので、お薬の飲み忘れを防ぐことができます。