ADLとIADLの評価方法3

ADLとIADLの評価方法3

ADLとIADLの評価方法3

前回は、IADL(手段的日常生活動作)について、ご紹介させていただきました。IADLは、段的日常生活動作(instrumental ADL=IADL)は、日常的な動作の中でも、より頭を使って判断することが求められる動作を指し、例えば、買い物や服薬管理、電話の応対などが挙げられましたね。

さて、最終回はADLとIADLの評価方法についてご紹介をさせていただきます。

基本的日常生活動作(BADL)の評価

基本的日常生活動作(BADL)の評価にはBarthel Index(バーセルインデックス)、Katz Index(カッツインデックス)、DASC-21(ダスク21)があります。

Barthel Index(バーセルインデックス)
Barthel Indexは食事・移動・整容・トイレ・入浴・歩行・階段・着替え・排便・排尿の10項目で構成されており、項目によって不能から自立までの2~4段階に分けて評価します。点数が高いほど自立していることを表します。

Katz Index(カッツインデックス)
Katz Indexは入浴、更衣、トイレの使用、移動、排尿・排便、食事の6つの領域のADLに関して自立・介助の関係より、AからGまでの7段階の自立指標という総合判定を行います。

DASC-21(ダスク21)
DASC-21は地域包括ケアシステムにおける認知症の評価であり、21の質問から構成されており、その中に入浴、着替え、トイレ、身だしなみ、食事、移動の項目があります。できるから全介助までの4段階評価となっています。

手段的日常生活動作(IADL)の評価

手段的日常生活動作(IADL)の評価には、Lawton (ロートン)の尺度、老研式活動能力指標、DASC-21があります。

Lawton(ロートン)の尺度
Lawton の尺度は電話・買い物食事の準備・家事・洗濯・交通手段・服薬管理・財産管理の8項目から成り、3~5段階評価で点数が高いほど自立度が高くなります。

老研式活動能力指標
老研式活動能力指標はバスや電車の利用、買い物、食事の用意、請求書の支払い、預金・貯金の出し入れ、書類記入、新聞を読む、本や雑誌を読む、健康についての関心、友人宅への訪問、相談に乗る、お見舞いに行く、若い人に話しかけるの13項目の質問から成り、はい・いいえで答えて点数が高いほど自立度が高くなります。

DASC-21(ダスク21)
DASC-21は地域包括ケアシステムにおける認知症の評価であり、21の質問から構成されており、一日の計画や服を選ぶ、交通機関の使用、買い物、金銭管理、電話、食事の準備、服薬管理、問題解決などの項目が含まれています。

まとめ

ADLやIADLは「自分で日常生活を送ることができるかどうか」の尺度であるため、介護の必要性に直結する重要なものさしです。ADL、IADLを理解して評価できると、高齢者の身体状況を正しく把握できるようになります。また、介護計画書などの目標設定も、本人とって無理のないものにすることができます。「できない」ことに目を向けるのではなく、「できる」ことに目を向けるようにして、QOLを高めていけるように意識しましょう。