頭痛の原因とメカニズム

頭痛の原因とメカニズム

頭痛の原因とメカニズム

朝起きたら頭が痛い、パソコンの見過ぎで頭が痛い、二日酔いで頭が痛いなど、「頭痛」を今までに一度経験したことがないという方はいらっしゃらないのではないでしょうか。
では頭痛にはどのような種類があり、またその原因は何なのでしょうか。今日は頭痛についてお話をさせて頂きます。

頭痛の種類

一概に頭痛と言っても様々な種類が存在しますが、大まかに分類をすると二種類に分類することができます。一つは、明らかな異常が能や身体に認められない場合で、これを一次性頭痛といいます。もう一つは、何らかの病気があるために、その症状として起きる頭痛で、これを二次性頭痛と言います。
一次性頭痛には、片頭痛、群発頭痛、緊張型頭痛があります。二次性頭痛の原因は、多くの場合深刻な病気ではありませんが、命を脅かすような病気が潜んでいる場合もある為、注意が必要です。

一次性頭痛

◆片頭痛
ズキズキと脈を打つような痛みが、多く場合は、頭の片側に起こります。女性に多く、頭痛が起こる数時間前に、頭重感や“なまあくび”などの予兆が、半数以上の人に出現します。
前兆にはいくつかの神経症状がありますが、多いのは視覚の異常です。目の前にキラキラした光や点や線が現れ、これらに囲まれた中心部が見えなくなります。この前兆は60分以内に消失します。
一回の頭痛は数時間から、長い場合には何日も続く場合があり、それが数日から数週間の間隔をおいて発作的に出現します。
片頭痛の治療薬には2種類あります。頭痛が軽い場合には痛み止めを使うこともあります。

◆群発頭痛
片頭痛と違い、男性に多く起こります。片側の目の周囲からこめかみにかけて、刺すように激しく痛む頭痛です。痛みは数分から数時間持続します。一日の内に数回起こり、毎日同時刻に起こる傾向があります。数週にわたり、連日見舞われることもあります。
このように、頭痛が一定期間内に群をなして起こる為、群発頭痛と言われます。
随伴症状として、頭痛が起こった側の目から涙が出る、目が赤くなる、鼻水が出る、鼻が詰まる、顔面に汗をかくなどの自律神経症状が現れるのが特徴です。この頭痛の治療薬は片頭痛と同様です。

◆緊張型頭痛
頭痛の原因として最も多いもので、半数近くを占めます。
頭の両側が締め付けられるような痛みで、多くは首や肩のこりを伴います。頭痛は持続的で、夕方に強くなる傾向にあります。
この頭痛は肩や首、頭の筋肉が収縮し、筋肉の血の流れが悪化して、痛みを起こす物質が筋肉にたまることが原因です。
筋肉を緊張させるストレスや、不安など、精神的な要素が原因でなることがあります。また、長時間パソコンに向かったり、車を長時間運転するなど、首や肩の筋肉を酷使する人によく起こります。
その他、目の疲れや歯の噛み合わせ不良なども原因になります。
痛みが強い場合には、痛み止めや筋弛緩剤を服用します。また不安感が強い場合には精神安定剤を使うこともあります。日常生活ではストレスをためないこと、適度な運動をすることが大切です。
今の時期はステイホームやテレワークの実施による、ストレスのためこみや運動不足には注意したいですね。

一次性頭痛(片頭痛と群発頭痛)の薬

◆エルゴタミン製剤
発作を抑える薬です。頭痛が予想される場合に使用します。注意点として、頭痛が起きてから飲んでも効果がありません。
<薬品名>
カフェルゴット/クリアミンA/クリアミンS/ジヒデルゴット

◆トリプタン製剤
既に頭痛が起こっているときには、新しいタイプの薬を服用します。注意点として、血管を収縮させる作用があるので、血管障害や心疾患がある人には使えません。
<薬品名>
イミグラン/ゾーミッグ/レルパックス/マクサルト/アマージ

二次性頭痛

目、鼻、歯などの病気でも頭痛が起きることが知られています。
危険な二次性頭痛の代表的なものに、くも膜下出血、脳腫瘍があります。
くも膜下出血の多くは、脳の血管にできた瘤が破れて起こります。強烈な頭痛が突然起こり、患者はその状況を、「バットで頭を殴られてよう」、「焼けた火箸を頭の中に突っ込まれたよう」などと表現します。恐ろしい病気で、患者の3分の1が死亡すると言われています。
くも膜下出血の初期には、単に軽い頭痛を覚えるだけのこともありますが、「かぜのせいだろう」などと放っておくと、大変な状態になってしまうことがあります。
脳腫瘍による頭痛は、最初は軽いものですが、腫瘍が大きくなるにつれて、頭痛も酷くなっていきます。朝起きたときの頭痛が強く、これも吐き気を伴うことが特徴です。腫瘍のできる部位によっては、神経症状が出現します。
どちらの病気も、基本的には手術が必要になります。

まとめ

今回は、頭痛の種類とメカニズムについてお話をさせて頂きました。外出自粛の影響で、パソコンの画面に向かう時間が長くなったり、今までに感じた事のないようなストレスを感じるような場面も多くなる可能性があります。自分なりのストレス解消法を見つけたり、家の中でも体を動かすようにするなどして、頭痛に悩まされないように気を付けましょう。