「老人ホーム・介護施設」の正しい選び方 vol,3 ~要介護状態の方を対象にした公的施設編~

「老人ホーム・介護施設」の正しい選び方 vol,3 ~要介護状態の方を対象にした公的施設編~

「老人ホーム・介護施設」の正しい選び方 vol,3 ~要介護状態の方を対象にした公的施設編~

前回は、要介護状態の方を対象にした民間施設について、ご紹介させていただきました。

(バックナンバー)20/07/20 「老人ホーム・介護施設」の正しい選び方 vol,2
~要介護状態の方を対象にした民間施設編~
https://w.bme.jp/bm/p/bn/htmlpreview.php?i=chikusa&no=all&m=311&h=true

今回は、~要介護状態の方を対象にした公的施設についてご紹介させていただきます。

主に要介護状態の方を対象とした、社会福祉法人や自治体が運営する公的施設

特別養護老人ホーム(特養)
介護老人保健施設(老健)
介護療養型医療施設

特別養護老人ホーム(特養)

特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設 通称:特養)は公的な介護保険施設で、入居基準は要介護度3以上となっています。
食事・入浴・排せつ介助などの身体介護、清掃・洗濯など日常的な生活支援、リハビリ、レクリエーションなどの介護サービスを受けることができます。重度の認知症の方の受け入れも行っています。
看護師は、日中はいますが夜間配置の義務はないため、医療ケアを常時(夜間も)必要とする方の対応は難しく、入居不可となるケースもあります。
部屋のタイプがユニット型個室となっている「新型」と従来型個室・多床室からなる「旧型」があり、現在新築で建てられているのは原則として「新型」です。
月額費用は「新型」で15万円前後、「旧型」は10万円前後で、初期費用はかかりません。
入居の順番は申し込み順ではなく、介護度以外に家族状況なども考慮して必要度が点数化され、緊急度の高い方が優先されます。待機者は非常に多く、地域によっては入居まで数ヶ月~数年かかると言われています。

介護老人保健施設(老健)

介護老人保健施設(通称:老健)は病院と自宅の中間的な位置づけで、退院後すぐの在宅生活が難しい要介護1以上の方を対象に、在宅復帰を目指す介護保険施設です。入居期間は原則3~6ヶ月ですが例外もあります。
食事・入浴・排せつなどの身体介護、医師・看護師による医療的管理、理学療法士などによるリハビリテーションなどが提供されます。
費用は4人部屋で9~12万円前後、2人部屋・個室は特別室料が加算されます。初期費用はかかりません。

介護療養型医療施設

介護療養型医療施設は、医学的管理が必要な要介護1以上の方を対象にした介護保険施設です。
食事・入浴・排せつなどの身体介護、医師・看護師による医療的管理、理学療法士などによるリハビリテーションなどが提供されます。入居者100人に対し3人の医師が配置される医療機関で、たん吸引、カテーテル、経鼻経管栄養といった医療的ケアが充実しています。
費用は4人部屋で9~17万円前後、個室は特別室料が加算されます。初期費用はかかりません。

まとめ

ご家族から一概に施設入居を考えていると言われても、その方に合った施設が提案しきれるかは状況によるかと思います。また、介護保険施設は多々ありますが、すべてが対象の施設ではない中で費用や特徴なども踏まえて検討していかれると思います。相談された際の提案できる選択肢を増やしてみてはいかがでしょうか。次回は要支援の方向けの施設で民間施設編をご紹介させていただきます。