じょくそう(とこずれ)のけあ

褥瘡(床ずれ)のケア

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褥瘡(床ずれ)とは

褥瘡(床ずれ)とは、寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり滞ることで、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうことです。
最初のうちは皮膚の赤みだけなので、褥瘡だと認識されずに見過ごされることが多いのですが、そのままにしておくと、あっという間に重度の褥瘡になってしまうことが珍しくありません。

サービスのご利用例

褥瘡(床ずれ)のケア
  • 体が不自由な為、日常の大半をベッドで過ごされる方
  • うまく栄養管理が出来ず、皮膚や筋肉が弱っている患者さん

褥瘡の原因

皮膚に生じる赤みは様々な原因で生じますが、褥瘡は身体と指示面との接触部分で、圧迫、ずれなどの機械的刺激により、皮膚や皮下組織の血のめぐりが悪くなり、細胞や組織が壊死することが原因です。

褥瘡ができやすい部分

褥瘡ができやすいのは自分の体重によって強く圧迫される身体の突出部分。
この場所に赤みがでてきたら要注意です。早めに医師や看護師に相談してください。

在宅褥瘡予防

在宅褥瘡予防・治療ガイドブック第3版 一般社団法人 日本褥瘡学会  照林社 より

褥瘡の危険因子

褥瘡の危険因子は、大きく2つにまとめられます。

  • 皮膚、皮下組織の弱さ
    皮膚の状態が悪いと、圧迫による損傷をより受けやすくなります。
     栄養状態が悪い
     皮膚が委縮している
     むくんでいる(浮腫)
     ふやけている(浸軟)
  • 外力の影響の受けやすさ
    以下の条件があると、圧迫をうけやすく、また圧迫を回避しにくくなります。
     動作能力が低下している(寝返りが打てないなど)
     骨が突出している
     関節が拘縮している

高齢者の場合、老化や体力の低下が関係していることも多いため、これらの危険因子全てを改善することは現実的に困難です。
これらの因子が多くあてはまる場合は、褥瘡ができやすい状態であると認識し、褥瘡予防の対策をすることが大切です。

褥瘡予防

栄養状態の改善

栄養管理は褥瘡予防のための最も重要なアプローチですが、口から食事が摂れる人、摂れない人、むせやすい人、原疾患による食事制限がある人など、適切な栄養管理の方法は人それぞれです。
主治医や管理栄養士と相談していく必要があります。

皮膚の処置

むくみ、ふやけ、乾燥など、皮膚の状態が悪いと、褥瘡ができやすくなります。
特におむつパットをしている人は要注意です。皮膚は清潔と適度な潤いを保つことが大切です。

圧迫の解除

圧迫の解除には、「体位交換」と「体圧分散」の2つの方法があり、これを組み合わせて対応します。

  • 体位交換

    長い時間同じところの圧迫を避けるため、定期的に体位変換を行います。
    方法のひとつに骨の突き出しがない広い面積のお尻の筋肉(殿筋)で体重を受けることができる「30度側臥位」(※1)があります。
    この体位をとる場合はクッションなどを活用して、できるだけ広い接触面積で姿勢を保てるようにします。ただし、個人差があるので「30度」はあくまでも目安としてください。
    体位変換のときはベッドからの転落や摩擦・ずれをなくすため、できれば2人で行います。
    このとき寝衣のしわによる圧迫をなくすよう整えます。
    1人で行う場合は体の部分を少しずつ移動させます(※2)。
    スライディングシートなどの回転しやすいシートを利用する方法もあります。

    在宅褥瘡予防手順1

    ※1 30度側臥位

    在宅褥瘡予防手順2

    ※2 一人で患者を移動させる方法

    日本褥瘡学会HP http://www.jspu.org/jpn/patient/protect.html

  • 体圧分散

    体圧分散とは、出っ張ったところに圧迫が集中しないよう、身体全体を均等にサポートすることです。
    介護用に体圧分散に優れた用具が提供されていますので、それを併用していくことで、褥瘡発生率を低下させることが可能です。
    体圧分散寝具の種類は、対象者の褥瘡発生リスク、好み、ケア環境等も考慮に入れる必要があり、それぞれ利点、欠点がありますので導入にあたっては医師や看護師と、理学療法とご相談ください。

    在宅褥瘡予防手順1

    家族のための在宅医療実践ガイドブック 医療法人社団悠翔会 幻冬舎

ご利用の流れ

1. お問い合わせ

まずはお電話下さい。FAX・メールでのお問い合わせも可能です。
本人様・御家族だけでなく、在宅療養にかかわるスタッフの方からのお問い合わせもお待ちしております。

2. 訪問

本人様や御家族の要望と、病状・介護保険サービスなどを照らし合わせて訪問診療計画を組み立てます。

3. 定期訪問診療開始

訪問計画に従って定期的に訪問し診療を行います。

診療日:月〜金曜日
(土・日・祝日、12/31〜1/3は休業)
診療時間:9:00〜18:00

ネットからのお問合せは
24時間受付ております。

よくあるご質問

Q.車いすに座ってると、仙骨部が赤くなります。どうしたらいいですか。

A.日中、離床し車いすで過ごすことは重要ですが、自分で対を調整できないひとにとっては、長時間ねているのと同じく骨盤、場合によっては肩甲骨や後頭部に圧迫が生じて褥瘡ができることもありあす。寝ている場合よりも、重量に引っ張られて、下に身体がずれることも多く、これも褥瘡の発生要因となります。
車いす用の体圧分散マットが提供されていますので、長時間の座位が予定されている方は、ぜひ利用を検討してみてください。
身体が下にずれてきやすい人は、シートベルトで身体を固定する方法があります。お尻の皮膚にフィルムを貼って保護したり、軟膏を塗ったり、という方法も試してみる価値があります。

Q.円座を使うと楽なようです。使用してもよいですか。

A.円座の中央部は圧迫が解除されるため、一見楽に見えますが、その周囲はドーナツ状に体圧が集中することになります。長く使っていると、この場所に新たな褥瘡が発生することがあるため、原則として使用しない方がよいでしょう。

Q.最初は赤かっただけなのに、皮がむけてしまいました。消毒して乾燥させたほうがよいですか。

A.消毒は必要ありません。逆に自分の細胞を傷つけ、治りを悪くする可能性もあります。また、傷は乾燥させると治りが悪くなるため、適度に湿潤な環境を保持することが大切です。
特におむつやパットが当たる場所は、水分が吸収され、乾燥しやすくなります。傷の部分だけ、フィルム剤やラップ(食品用でOKです)を貼付し、乾燥から守るようにしましょう。

訪問エリアについて

名古屋市内を中心とした地域に伺います。
マップは参考程度の目安ですが、詳細はご相談ください。

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