以前「どうやって質を落とさず、オンラインでモニタリングやサービス担当会議を効率化させるのか」という内容でお話をさせていただきました。
https://www.chikusa.or.jp/news/2020/07/13/post-1038/
第3波が押し寄せているという情勢において、改めてオンラインの活用方法について考えていきたいと思います。
私たち在宅医療推進部が一番多くかかわるケアマネジャーさんは、制度上、新規の利用者さんや、サービス内容を大きく変更する場合、サービス担当者会議」の開催が、制度上求められています。介護サービスの事業者に集まってもらい、利用者やその家族とともに、ケアの方針等を確認します。
あるケアさんから、今は「できる限り密を避けるため、この会議を、文書や電話によるやり取りで代替しているところもあるようです。
また、あるケアマネさんは、書類や電話では、情報がどうしても不足してしまうことから、ビデオ通信アプリを使用し、会議を開催しているといいます。
一方、ご家族さまと面談した際のご意見としては、オンラインでの面接を望まれる方は、けっこういるという実感があります。背景には、高齢者が重症化しやすいため、極力リスクをさけたいという意識や元々のご性格としてあまり多くの方にきてほしくないという理由が考えられます。
このような患者さんやご家族の要望に応える一つのツールとして、オンラインの活用は有用ではないかと思います。遠距離介護にも対応できる、オンライン上での対応は、より豊かなサービスが提供できる一助になる可能性があると考えられます。
もっとも、訪問や対面で得られる情報のすべてをカバーできるわけではありませんが、代替案としては、一つの有効な方法だと言えます。また、距離を埋めるためには最適解ではないでしょうか。
当院においても、、患者さんや医療介護従事者とより豊かな関係性を築けるように、オンラインツールを活用した取り組みを始めています。みなさまとも共有連携しさせていただきながら、よりよい地域医療を目指していきたいと考えています。下記をご参照いただければ幸いです。
家族をつなぐクラウドファンディングプロジェクト
https://readyfor.jp/projects/chikusa
ちくさ病院オンライン面会の取組